2009-10-07

memo-少年ヘンデル真夜中にハープシコードをひくの図

最近チェックしてた山本壽『音樂の鑑賞教育』(大正13年7月)(1924)の中の挿絵。これはヴィクター社のMusic Appreciation for Little Childrenの翻案。
この翻案は、「西洋芸術音楽史」にまつわる色々な知識をそのものを輸入しようとするものではないけど、西洋芸術音楽を最上のものとする価値観を輸入するものではある。で、その一環として、ヘンデルとか、ベートーヴェンとか、モーツァルトとか、メンデルスゾーンの伝記がのってたりする。
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「音楽は潜勢的言語の結晶である。言語の力の終る所から始まる所の言語である。その力は国民、国体、家庭、乃至個人の心の内部に働く所のものである。世界に類なき萬世一系の君を奉戴せる我が国民は、軍国主義や侵略主義とは異なった穏健な忠義といふ、一国民的団結の中に国民の責任を自覚するの必要を感ずる。」(山本1924より)

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