2013-02-14

恵比寿映像祭で「ソング・フォー・レント」

十数本の実験映画を見た。
全体的に、文脈依存なのが多かったように思う。ホイットニー美術館のキュレーターに映像を選んでもらったらしいが、そのキュレーターは、そのセレクションを日本で見せることの意味を考えていなかったのだろう。
あと、なんつうか、「映像作品」であることに甘えているというか守られているというか、そういうのが多かったように思う。これ「メディアアート」という枠組みで見られたら、けっこうつまらないのではないか?

フィルムにインクを何重にも重ねたものと、フィルムを地中に数日間埋めた後に上映する作品が面白かった。「メディア」をテーマとするモダンな作品は、分かりやすく面白い。

音に気を使ってる作品、無かったなあ。



今、恵比寿映像祭本体の展示を見ているのだが、こっちはけっこう面白い。

会場でクレヌマさんに遭遇しました。修論と卒論読み込むのに大変そうでした。
あと、来年度から院生になる奴も来てた。近所らしい。
感想きいときゃ良かった。


付記:映像祭本体の感想

宮永亮の作品がとても良かった!
田園風景と海と夜の都会のミクスチュア。

昭和13-20年に出版されていた、内閣情報部(のちに情報局)(編)『写真週報』が迫力があった。

「一億の火線はできた
狙へ 敵を
精進と増産で
叩け 敵を」

「五月の空に 手を伸ばせ
緑の風に 胸を張れ
強いからだ 明るい心
勝ち抜く力が ぐんと湧くぞ」

「いま
同じ地の果 空の極みに
兵隊さんは 死闘する
勝て 勝て 勝つんだ」

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