2021-06-01

メモ:刻まれた音楽とノイズ ―ミャンマーのレコード事情―

 ミャンマーでSPレコード収集して大著を表したマウンマウンという人の著作と、自分がミャンマーで収集したSPレコードに基づく小冊子とCD。ミャンマーもガイズバーグの海外録音きっかけでレコード文化が始まったこと、ミャンマーでは60年代にもまだシェラックが使われていたこと、を知った(いずれも、マウンマウンという人の著作だけを参照したり、推察だけで記述したり、もう少し文脈を調べれば良いのに、と思った)。

レコードとは音を録音したものというだけではなく、ミャンマーの歴史と文化の中で様々な機能――付属のCDでは、例えば僧侶のお経、芝居のレコードなどなど――を果たしてきたものだ、という〈想い〉が詰まっている小冊子だなあ、と思った。


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