ETが死にかけた理由も生き返った理由も不明なまま、感動のラストに突き進むご都合主義の映画が、なぜこれほど傑作扱いされているか、またあるいは、実際に月を背景に自転車で飛ぶ場面に感動するか、は、面白い文化現象だ。
その感動は間違いなく、作品の外側のエトセトラのおかげだが、そのエトセトラが機能するためには、この作品がなければいけないのだから、作品の内と外を容易く分別するわけにもいくまい。
ともあれ、良い映画体験だった。
最初は「こわいよ、こわいよ」と言っていた鼓も、最後には楽しんでいたように思うし。最後の別れ際には悲しくなっていた。
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