sakanaのバイオグラフィ番外編が公開されている。
To my friend who doesn't come yet.: sakana biography 番外編 1997~2009 https://kazuhiro-nishiwaki.blogspot.com/2022/11/19972009.html
1997年以降に関わったある人(=高橋健太郎)とのことが記述されている。何というか、僕の好きな音楽家に何してくれてんねん、という苛立ちとか怒り(?)とかやりきれなさとかを感じる。確かに僕にとっては他人事なのだが、もしかしたらsakanaはもっと良いoutputができていたかもしれないし、過去のアルバムももっと手に入れやすくなっていたのではないか、とか思ってしまった。
(あと、「やはりこの人とやり取りしても不毛なんだな」という感想も抱いた。)
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僕がsakanaを知ったのは、たぶん21歳(1996年)の秋頃。『Le Rayon -光線-』(1994?)を知った。歌とギターだけの編成で色々なリズムやニュアンスが表現されているのが、もう本当にカッコよくて、今までずっと聴き続けてきた。ギターの微妙なニュアンスのすべてが、もうコレしかないように聞こえていた。
その頃は周りで流行っていたような記憶がある。「周り」って、たぶんかなり狭い「周り」かもしれないけど。京都にライブに来るたびに見に行っていた記憶もある(ほんとかな?)。磔磔くらいのライブハウスならいつもいっぱいで立ち見だったし、きっとこの二人組は日本の音楽業界のどこかを上っていって伝説になるんじゃなかろうか、とか思ってた気もする。
とにかく好きだったのだけど、2011年に横浜に来て、下北沢のleteに行けば見れるらしいことを知って「そのうち行こう」とか思っていて、全然行かなかったことを反省している。
sakana、昨年末をもって活動終了「理由は34年分ありますから言葉にはなりません」(動画あり) - 音楽ナタリー https://natalie.mu/music/news/314914
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sakana『Le Rayon -光線-』が何年発売のアルバムなのか、すぐには分からなかった。アマゾンによれば1995年4月21日とのこと。disc unionによれば1994年1月1日とのこと。ウィキペディアによれば1994年とのこと。
→追記
To my friend who doesn't come yet.: sakana biography 番外編 1997~2009 http://kazuhiro-nishiwaki.blogspot.com/2022/11/19972009.html
いいように丸め込まれて終わるのかな、とも思っていたけど、ちゃんと言いたいことを言っていて立派だな、と思った。「はいはいごめんなさいすみません」で終わらせてしまうのもアリな気もするし。10年以上続いて終わった(?)人間関係をそのさらに10年後に回顧するというのは、きっと、そうする必要があったからだと思うけど、なんと体力の必要な話なんだろう。関係者各位全方位的に、みんな、幸あれ。
ともあれ、原盤を制作して売ることにはこんなごちゃごちゃがありえる、というのをしっかり示してくれた音楽家に望むことではないかもしれないけど、sakana『Le Rayon -光線-』を再発してください。捨てるわけないから僕の部屋のどこかにあるはずだけど、見つけられる気がしない。
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