2009-07-24

昨日分かったけど対策が思いつかないこと

20090723-05
昨日判明したこと:次の秋に科研に申し込めない。
近大で非常勤講師が科研に申し込むには、週に二回行かないといけない、という内規があるから。だから、「スタートアップ」はもちろん「若手B」にも応募できない。

科研にはいくつか種類があって、30代の"若手"が申し込むものとして「スタートアップ」とか「若手B」などの種目がある。で、この「スタートアップ」という種目には、ちょいとした罠がある。
この種目への応募資格にちょいとした罠(?)があるのだ。
この種目への応募資格の一つは「常勤の職について一年目」ってものだ。で、この種目が出来たのとたぶんだいたい同じ頃に(4-5年前?もっと前?)、非常勤講師も研究者番号を取得できるようになった。研究者番号を取得したら、文科省がくれる競争的資金・科研費に応募できるのだけど、数年前まで非常勤講師はこれに応募できなかった。だから、非常勤講師でも研究者番号を取得したくなるってのが人情じゃないか。
で、罠(?)は、「スタートアップ」という種目には他にも応募資格があるってこと。
この種目に応募できるのは「研究者番号を初めて取得した人間」だけなのだ。つまり、非常勤講師として研究者番号を取得してしまうと、常勤の職に就いた一年目には「スタートアップ」という種目には応募できない。
知った時は、びっくりした。なんでそんな仕組みにしたんだ?と思って。
今思うに、これ、たぶん、「常勤職について初めて研究者番号を取得する人」を優遇する措置なんだな。つまり「専業非常勤講師」を優遇しない措置、というか、博士課程を終わったらすぐに常勤職を得られた人を選択的に優遇する措置、というか。競争的資金なんだから競争的にして、勝者が勝ち続けるようにしてるのだろう。これはこれで何かの合理性があるのだろう。たぶん。知らんけど。

ま、とにかく、気づいたときには既に負けてた(過去形)ってのは、何というか、情けない。闘技場にいることに気づいていなかった闘士って感じだ。
補足あるいは言い訳1:より正確には、自分が闘わないといけないことにすら気づいていなかった"マヌケ"って感じかな。
補足あるいは言い訳2:もう少し自分に優しい感じで言うと、自分が戦わないといけないことに気づいていない人間が"マヌケ"になったのは、ここ10年弱ほどのことだろう。
補足あるいは言い訳3:なので、僕は、時代の変化に気づいていなかった"マヌケ"なのかもしれん。
補足あるいは言い訳4:ただ、「大学の世界」がほんとに"競争的"になったわけではないから、自分が"マヌケ"だとかどうだとか思わずに生きていける人間は、どの世代にもまだたくさんいると思う。まあ、そういう人は、どこにでも常にいるだろうけど。

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