本人のウェブサイト:Trevor Wishart
アーティストとかミュージシャンではなく、この本の著者として知ってる。
On Sonic Art (Contemporary Music Studies, V. 12)
Trevor Wishart Simon Emmerson
7年前に城陽で、なんだこりゃあと思いながらけっこうみっちり読んだ。
音楽ではなくsonic artという言い方をするのは、ほほうなるほど、と思ったけど、音響学的特性の記述と分類をすればそれで良い、みたいなスタンスがつまらなかった。ピエール・シェフェールを拡大発展させようとして「聴きとられた音オブジェ」の精緻な分類・分析をするけど、テクノカルチュアな意匠を身に纏っているだけで西洋中心主義的なイデオロギーを温存してるだけじゃなかろうか、と思って、つまんねえなあと思いつつ、批判対象の事例として使おうと思って、読んだのだった。のだが、内容はほとんど忘れてしまった。不毛な努力のひとつだ。
参考:武満徹(監修) アルク出版企画(編) 1993 『MUSIC TODAY 特集 サウンド・アート』 第19号(1993) 東京:リブロポート社。
とはいえ、することと話すことは違うものだ。
こういう「声の実験」は、けっこう僕の好みである。
Henri Chopin(アンリ・ショパン)と違って、DSPは使わないのだな。
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