2010-12-02

Snoop Dogg - Drop It Like It's Hot ft. Pharrell Williams


引き続き「黒さ」について勉強中。
これが「唇を歪める」ってやつだな、と思った。
大和田俊之 2010 「反復と制御―ポピュラー音楽における<黒さ>について」片山杜秀(責任編集)『別冊「本」 RATIO 特集 思想としての音楽』:50-75。

物語構造をもつ「白人音楽」と反復構造をもつ「黒人音楽」という対比、その「反復」を政治的な解釈には回収しないという手続きの説明はよく納得できた。
「ボディ・コントロール」の話が、なんとなく納得できないのだが、もうちょっと読み進めると納得するのだろうか。

家で読んでるとYouTubeでいちいちPVを確認できてしまうのでなかなかすすまない。
いかんな。


黒人音楽は最後まで「リズム」を手放さない云々という話が出てくると、論理が循環しているのではないか?と思ってしまうが、この文章は「語り口」がとても魅惑的だ。


「ボディ・コントロール」の話から、黒人音楽がメインストリームに浮上することと監視社会化は無縁ではない、と述べる話の流れは、面白い。というか、素晴らしい。


アフリカ系アメリカ人の「二重意識」なるものがよく分からんのだな。
それは「「自己を絶えず他者の目を通して見る」という反省的な再帰的な主体」(72)というが、これ、そんなに「黒人特有」か?と思う。

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