2011-11-16

The Oxford Handbook of Sound Studies has arrived.

Larger than supposed.
Pinch, Trevor, and Karin Bijsterveld, eds. 2011. The Oxford Handbook of Sound Studies. New York: Oxford University Press.
これはやはり論集であって、辞典や事典ではないが、勉強会で読んでおきたい、と思うくらいの厚さである。
が、勉強会のために持ち歩きたくはない重さである。
ここで目次を確認できるが、音楽について扱っているSection5-7がとっつきやすいだろう。







The Oxford Handbook of Sound Studies: "the companion website for The Oxford Handbook of Sound Studies"
The Oxford Handbook of Sound Studies (Oxford Handbooks)
Trevor Pinch
0195388941


序文だけ、ざらっと読んでみた。
Sound Studiesに関わる諸領域で蓄積されてきた今までの研究成果をまとめた文章としては、今までで最も網羅的で重要なサーベイ。アラン・コルバンやダグラス・カーンやジョナサン・スターンなど、今まで「聴覚文化研究者」として大雑把にくくってきた人々の仕事を、バランスよく大きな枠組みの中に包含している。
科学、テクノロジー、医学を主軸とするアプローチ法は、音楽や芸術や音響テクノロジー(と 録音音楽やphonomusicology)を偏重しないという点で斬新で面白いし有用だが、なぜその3つなのか?ということの説明が足りないと思う。

0 件のコメント: