2017-02-14

メモ:冨士山アネット「ENIAC」

https://www.facebook.com/katsushi.nakagawa.9/posts/10211519741766292?pnref=story

メモ:冨士山アネット「ENIAC」
ややこしいテーマを巡って組み立てていたのに、楽しかった。
石本華江さんというダンサー(世界各地で舞踏も踊りワークショップも行なっている)の履歴を高校生の頃に作った創作ダンスや大学生の頃の公演にまでさかのぼったりして、「(ダンサーの)辞め時」を巡って、長谷川寧さんとの会話が進められる。舞台上では、世界各地のワークショップの様子や高校時代の演劇部員同士の会話が再演されるし、石本さんの故郷のお母さんが映像で登場するし、今まさに眼前で長谷川さんが持っているカメラの画像が投影されたりする。とにかく、そういう演出の手法がとても多彩だった。 
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パフォーマンスアートシアター横浜市
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中川 克志 そうだ、そういうえば、途中で、舞踏を演じて花粉の部屋の中に歩いていく長谷川さんにコメントする「先生役」を仰せつかったのだった! ああいうのは緊張するよね。舞台をダメにしちゃいけない、とか思うから。












2017-01-31

メモ:金子登《音》(1969)について

美術手帖1969年8月号で、新国誠一が代表の「芸術研究協会」が第三回目の展覧会を開く、という記事がある。
そこには、金子登《音》という作品も出展されたらしい。これは、表面の金属製のビスに端子を触れると音が出て、その音が出る部分を点でつないでゆくと「音」という文字になるという「視覚と聴覚の一体化をねらう作品」。
おそらく、これは1962年に秋山邦晴が「4人の作曲」展を紹介して以来、久しぶりに、「音」をテーマとする作品が紹介された記事。

だが、この金子登という人が誰かよく分からない!!!
ご存じの方おられましたら、教えてください。

ここに名前が出ている方だとは思うのですが。
'71空間主義 コンクリート・ポエトリィ展

メモ:J. Marks & Shipen Lebzelter 『Rock and Other Four Letter Words』(1968)について



美術手帖1969年7月号の「快適混沌状態の耳きき」で植草甚一が紹介していた。ロックやポップスをコラージュしたあゔぁんぎゃるどなLPとのこと。シュトックハウゼンに捧げられているとのこと。
DiscogsヘのリンクMarks* And Lebzelter* - Rock And Other Four Letter Words (Vinyl, LP, Album) at Discogs
別に高くもないけど、CDにはなっていないし、ubu.comでも公開されていない。
youtubeに何曲かあるし、ここでも試聴できるけど、なんかあまりピンとこない。
同時に本も出版されたらしい(本は高くなっている)。同時代にこの本を買った人のアマゾンレビューが何とも微笑ましい。これが(フレデリック・ジェイムソンいうところの)「ノスタルジー」ってやつか?と思ったり。

and other four letter wordsってどういう意味なんだろう。

メモ:サイバネティック・ミュージック

美術手帖の1969年5月号に秋山邦晴「快的混沌状態の耳きき──サイバネティック・ミュージック」(168-171)という連載がある。
「サイバネティック・ミュージック」とは何かというと、この記事で秋山は結局のところ新しいコンピュータ音楽としてとらえているだけのように見える。
その元ネタは有名なものだったので、メモ。

秋山が参照して紹介しているのは『CYBERNETIC SERENDIPITY MUSIC』というLPで、これは1968年にロンドンで開催されて、今ではメディアアートの原点として記憶されることもあるらしい『サイバネティック・セレンディピティ(Cybernetic Serendipity)』展にあわせて作られたLP。
参照:「ロンドンICAで「サイバネティック・セレンディピティの記録資料展」が開催 | メディア芸術カレントコンテンツ」(2014年9月24日の記事)
wiki: Cybernetic Serendipity

このLPの音源は色々なところで公開されている。
http://cyberneticserendipity.net
http://ubu.com/sound/cybernetic.html
https://soundcloud.com/thevinylfactory/sets/various-artists-cybernetic


論文もある。
森岡祥倫「サイバネティック・セレンディピティ~システムの時代と芸術の未来(Cybernetic Serendipity: in an era of systemization and toward the future of art」 (2006, in Japanese)

2017-01-26

memo: Zimoun: a artist using sound


youtube で「sound art」で検索して出てきたもののなかで、面白いな、と思ったもの。
Zimounというスイス出身でベルリンで活動中の作家さんらしい。

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Curriculum Vitae
Using simple and functional components, Zimoun builds architecturally-minded platforms of sound. Exploring mechanical rhythm and flow in prepared systems, his installations incorporate commonplace industrial objects. In an obsessive display of simple and functional materials, these works articulate a tension between the orderly patterns of Modernism and the chaotic forces of life. Carrying an emotional depth, the acoustic hum of natural phenomena in Zimoun's minimalist constructions effortlessly reverberates.

Zimoun lives and works in Bern, Switzerland. Recent displays of his work include exhibitions at the Nam June Paik Art Museum in Korea; Kuandu Museum of Fine Arts, Taipei; Ringling Museum of Art, Florida; Harnett Museum of Art, Richmond; Contemporary Art Museum MAC Santiago de Chile; bitforms gallery New York; Kunsthalle Bern; Seoul Museum of Art; Museum of Contemporary Art Liechtenstein; Fine Arts Museum Rennes; Art Basel; Central for Contemporary Art Brussels; Galerie Denise René Paris; Museum Les Champs Libres, Rennes; Dr. Bhau Daji Lad Mumbai City Museum; Contemporary Art Museum MNAC Bucharest; Beall Art Center, Los Angeles; Museum of Fine Arts Bern; Museum of Contemporary Art MSUM, Ljubljana; National Art Museum, Beijing; Museum of Fine Arts Lugano; among others.
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2017-01-23

メモ:『Yangon Calling』(2013)

ミャンマーのパンクスのドキュメンタリー。ファッション・パンクじゃない「ホンモノのパンク(の初期衝動)」が感動的。あと、文化は国境を超えると似て非なるものになるという好例としても感動的。ミャンマーのパンクバンドが集結するライブは、たぶんかなり小さな場所で少人数で行われたんだろうと思うけど、それもステキ。
このドイツ語とビルマ語で書かれている本(→ドイツ語と英語だった)Alexander Dluzak (Director), Carsten Piefke (Director), Yangon Calling -Yangon Calling - Musik, Subkultur Und Politik In Myanmar (Book + [DVD], 2015の付属DVDだが映像には英語のナレーターと字幕がある


2016年9月にNHKでインドネシアのパンクのドキュメンタリーが放映された。「パンク」はドキュメンタリーにもなりやすかろう。
NHKドキュメンタリー - ドキュメンタリーWAVE▽ジャカルタ・パンク インドネシア抑圧された人々の叫び

同じく2016年9月には、これも出版されたのだった。こちらは「パンク」に限らない(けど、Cedrikさんの外見はまさに「パンク」だ。11月には会いそこねたので、次の機会にはぜひとも会いたい)。
Cedrik Fermont & Dimitri della Faille, Not Your World Music : Noise in South East Asia. 2016
free PDF versionへのリンク

出て来るバンドはSide Effect, Rebel Riot, No U Turn und System Holocaustそれぞれのバンドのウェブサイトなどは見つけられない
DVDのボーナス映像として含まれているSide Effectの初めて西ドイツ・ツアーの映像もステキ。

Yangon Calling – Punk in Myanmar
YANGON CALLING

Yangon Calling Crowdfunding from Yangon Calling on Vimeo.


Myanmar Woodstockというものがあるようだ
Witness Burma | Documentary Photography by Matt Grace | Rangoon Hardcore

2017-01-21

メモ:『卒業旅行~ニホンから来ました~』(1993)


岩渕功一『トランスナショナル・ジャパン』で、90年代の日本における「アジア」表象の事例として言及されていて興味を惹かれたので、VHSでしか入手できなかったけど、ヤフオクで入手した。
一留して4月から音響メーカーへの働き始める京都産業大学5年生の織田裕二が、東南アジアのチトワン王国というところに卒業旅行で一人旅しに来たところ、現地で怪しげな鹿賀丈史に丸め込まれて、「一発太郎」という名前で、SWAPの弟分の外タレとしてデビューしてしまう、というお話。ペッパー警部とかヤングマンを歌ってデビューして、毎日新しいアルバムをリリースして、でもなんやかんやあって、鶴田真由(と両親)が向かえに来て、なんやかんやあって、帰国する。
主人公(織田裕二)がデビューして帰国するまでとか、現地ブローカー(鹿賀丈史)がなぜ最後の最後まで主人公をだまくらかさないのかとか、主人公の恋人(鶴田真由)がどういう気持で主人公を好きでいたり嫌いになったりするのかとか、登場人物の心の動きがほとんどすべて、よく分からなかったので、これがDVDになっていないことは理解できる。東南アジアに対してなかなかに蔑視的だし、テレビ放映もされないだろう。

けど、〈「東南アジアの小国」でキラビヤカな衣装を着て懐メロを歌う織田裕二が「日本から来た外タレ」としてスターになる〉という物語が1993年に作られたというのは、バブルの残り香を嗅ぐようで、なんとも香ばしい。

これは、〈東南アジアでは「日本」はスゴイという物語〉を批判的に示す物語ではまったくないのだけど、当時、〈(西欧ではそれほどではないけど東南アジアでは)「日本」はスゲエ〉みたいな感覚を無批判に享受する雰囲気って、あったのか? そういう無神経な感覚はいつの時代もあったし今もあると思うけど、どの程度あったのかは分からない。これは僕が大学一年生の時に公開された映画なのだけど、そういう感覚は嫌いだったので、よく分からない。


卒業旅行 ニホンから来ました - Wikipedia


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2017-01-16

netflixで『キング・オブ・コメディ』(1982)

ストーカーとか有名人の扱いとか、30年前はこうだったんだあ、という物珍しい視点もあるけど、でも、今見ても面白かった。有名だけど見たことなかったし。つうか、これ見て、なんでコンビ名を「キング・オブ・コメディ」にしようと思うんだろう…?
スタンダップコメディって、面白くないよなあ…。
『タクシードライバー』は1976年。

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2017-01-15

netflixで『東京家族』(2013)

小津安二郎の『東京物語』(1953)のリメイクということだが、けっこう換骨奪胎していて、主人公のふたりが東京から「骨休め」に行くのは、箱根ではなく横浜だったり。
ともあれ、こんなにあざとく作られたらそりゃあ泣いてしまうけど、でも、涙で色々ごまかされてしまうような気分にもなる。
年末年始に母親の相手をして心底疲れた後なのでなおさら(2017年3月26日記)

東京家族 (映画) - Wikipedia

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2017-01-10

メモ:柴那典(とものり)『ヒットの崩壊』(講談社現代新書、2016)

面白かった。前の著作でも思ったけど、この人が思い描く「今の日本の音楽シーン」は大変ポジティヴで素晴らしい。
これは皮肉じゃなくて、自分とほどんど同じ年の人が、「今の日本の音楽シーン」にワクワクしながら注目していることとか、そうする理由もなるほど確かにそうかもしれないと思うような理由なので、何ともポジティヴなヴァイブスを感じることができるので、素晴らしいな、と思う。僕はここ20年ほどかけて、「今の日本の音楽シーン」ってつまらないなあ、と思うようになってきた人なので。

本書では、いくつかの「変化」が説明されている。ヒットチャート、テレビと音楽の関係、ライブ市場、J-POPの可能性の変化について語られている。
それぞれのトピックのなかで印象に残ったものをテキトーに書いてみると、ヒットチャートがCDの売上枚数から複合的な色々なものの指標に変化しつつあり、その測定にはカラオケの履歴も役立つんじゃないか、という話とか、テレビがスマホ片手に「参加」する「フェス」のような超大型特番が増えたという話とか、「踊ってみた」もフェスも「参加」するという点で同列に語れることとか、「ミクスチャー・ロック」は和製英語だし今のJ-POPのオリジナリティはちょっとこれはスゴイのだという話とか。まあ、この僕の抜書はけっこうテキトーなので不正確かもしれないけど、ともあれ、色々と腑に落ちる話もあって、面白かった。

2015年とか2016年というのは、CDが決定的に過去のメディアになった画期的な年らしい(207)。ということを2016年に断言する本を2017年の年始に読めたことは、なかなか良いことだった。
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とはいえ、僕はたぶん、この新書で語られている「ヒット」とは、今後もあまり親しまないんだろうなあ、とも思った。この新書を読んで初めてアデルとジャスティン・ビーバーを聞いているのだけど、何も頭のなかに入ってこない。
インターネットの普及の結果、(「ニッチの時代」が来るかもしれないという当初の想定とは少し違って)「ロングテール」と「モンスターヘッド」が二極化してきたらしいけど、そりゃ僕は、「ロングテール」の恩恵を受けている側だなあ。

ヒットの崩壊 (講談社現代新書)
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2017-01-01

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます
昨年は下の画像のような感じでした。
今年も良い年になると思います。
本年もよろしくお願いします。














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2016年にやった仕事
以下のすべてが細かい。
色々と忙しくやっていたつもりだけど、「2016年の業績」として印刷されるものって、『常盤台人間文化論叢』研究ノート:香港編だけだ…。
しかも、これ、研究ノートだ。共著も多いし。
2017年もがんばるぞー。
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論文
國學院紀要論文:1980年代日本のサウンド・アートと民族音楽学とサウンドスケープと音楽教育学(8,9月に書いた。出るのは2017年)
Leonardo Music Journal 27投稿論文数日前に投稿した通ると良いなあ

調査報告あるいは研究ノート
『常盤台人間文化論叢』研究ノート:香港編(何度も修正して2月頃まで書いて3月に出た)
『Cross Sections』関根直川調査報告出したのは5月だけどいつ出るのだろう…。

学会報告
7月:ICA20で発表:1980年代日本のサウンド・アートと民族音楽学(proceedingsには掲載される)
12月:Crossroad2016で発表:1980年代日本のサウンド・アートと音楽教育学(とくにアウトプットはされない)

小文
SpringerからA brief consideration on the relationship between sound art and tactile sense書いたのは2013年今年になって出版に向けて再始動出るのは2017年
アメリカ文化事典一項目(「実験音楽」):10月頃に提出した。出るのは2018年?
2015年12月のJASPMのワークショップ報告(提出したのは2016年1月。出るのは2017年?)

音響文化研究会トークイベント「#3 「紙のレコード」の作られ方 ゲスト 城一裕(情報科学芸術大学院大学 [IAMAS] 講師)」(2015年10月16日(金)、会場:京都市中京区MEDIASHOP)の記録 http://soundstudies.jp/t03/ →イベントの記録:トークの内容(PDF: 1.8MB)

作成中
『常盤台人間文化論叢』研究ノート:韓国編(出るのは2017年3月)

2016-12-13

メモ:ミカエル・リュケン 2016 『増補改訂版 20世紀の日本美術(同化から越境への軌跡)』 南明日香(訳) 東京:三好企画。

久しぶりに、明治維新以後の日本近現代美術史を勉強した。
日本美術史にめちゃ詳しいフランス人の概説史は概括的に役に立つ。
とはいえ、基本的にはWWIIまでの専門家のように思われる。
僕が勉強する必要があるのは1960-90年代の日本美術史だが、そこはすごく駆け足。
「もの派 →アラーキー、村上隆、奈良美智、会田誠 →311の状況」をたった2節で説明するだけなので。
とはいえ、改めて勉強になった。
足りない部分を他で補っていこう。


増補改訂版 20世紀の日本美術 (同化から越境への軌跡)
増補改訂版 20世紀の日本美術 (同化から越境への軌跡)ミカエル・リュケン Michael Lucken 南 明日香

三好企画 2016-04-30
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メモ:パブロ・エルゲラ 2015(2011) 『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門』

羽田→広州の機内で1-4を読了。これで半分強。残りの5-10は斜め読み。残りは各章が短かった。

コミュニティ、状況、会話、コラボレーション、敵対関係、パフォーマンス、ドキュメンテーション、超教育学(これはエルゲラの造語)、Deskilling(「熟練の解体と再構築」と訳される)という、(一般名詞のように)その意味が自明であるかのように使われるいくつかの言葉について多角的に検証するハンドブック。
必ずしも、アーティストがSEAを行うためのハウトゥー本ではないが、でも、そもそもは大学の授業のために書かれた本らしい。
例えば、コミュニティの参加のあり方にも幾種類かあると示したり(50-51)、「会話」といっても、SEAにおける会話にはいくつかの分類が可能であると分類して表にして見せてくれたり(100)、当たり前の分類なのだけど、改めて分類してあると、便利。
国際学会で発表するときなどに使えそう?!

一番面白かったのは、著者が、ソーシャル・ワークとSEAの一番の違いは「アートワールド」を「第二の対話者」として念頭に置いているかどうかだ、と言っていたこと(86-87)。コミュニティ全体を巻き込む運動として、アートとソーシャルワークとの違いを説明するには分かりやすい区分だけど、じゃあ、アートワールドを念頭に置かない活動はアートじゃないのか?と思わざるをえない。

いまの中川の問題関心からすれば、7. performance, 9. transpedagogyあたりは、参考になる。
乱暴にまとめると、SEAにおいては、半ば必然的に、パフォーマンスや教育的意図が中心的プロセスに入り込んでいる、という指摘。

ここから論理を飛躍させて、〈1980年代日本におけるパフォーマンスやサウンド・アートにおける教育的意図〉は、日本のSAが、SEA的な動向とともに輸入されたことを示している〉という仮説を考えてみたくなる。

パブロ・エルゲラ 2015(2011) 『ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門』 アート&ソサイエティ研究センターSEA研究会[秋葉美知子/工藤安代/清水裕子](訳) 東京:フィルムアート。

ソーシャリー・エンゲイジド・アート入門 アートが社会と深く関わるための10のポイント
パブロ・エルゲラ アート&ソサイエティ研究センター SEA研究会
4845914506

2016-12-10

メモ:netflixで映画『海街diary』

是枝裕和監督だし、吉田秋生原作だし、とても楽しみにしていた。
のだが、そりゃあ確かに四人の女優は豪華絢爛だし脇役もステキだし、是枝裕和演出はいかんなく渋かったし、素晴らしかったのだけど、なにか物足りない。
吉田秋生のマンガの登場人物に特有の「むやみやたらと溢れ出てくる人生に対する切迫感」みたいなものがないんじゃないだろうか。
吉田秋生のマンガって、キレイなだけでも優美なだけでもない、汚くてドロドロしてるのが魅力なんだなあ、と思った。
吉田秋生のマンガの登場人物って、100%美男美女っていないしな(たぶん)(僕には、みんなちょっとエラが張ってるように見える。カリフォルニア物語のヒースもバナナフィッシュのアッシュも。他のも)。
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2016-12-02

メモ:Word:保存すると変更履歴が同じ色になってしまう(校閲者名が作成者になる)問題

あるいは、Editageから帰ってきた英文校正済みファイルを、開いて保存すると、校閲者名が「作成者」になってしまう問題。

校閲>保護>文書の保護 をクリックすると、この画像のように「パスワードによる保護」というタブ(?)が出てくる。

「保存する時に個人情報をファイルから削除する」のチェックを外す

これでEditageの校正者の修正と、自分の修正を区別できるようになる!

2016-11-29

メモ:永井純一『ロックフェスの社会学 個人化社会における祝祭をめぐって』(ミネルヴァ書房、2016年)

読了。フェス行ったことないし今後もたぶん行かないだろう僕が、フェスで卒論書く学生の卒論指導に使える、イカした本でした。

祝祭とはどのようなものであるかという社会学的な義論を参照しつつ、フェスについて概括的に分析してくれていて、勉強になりました。
最後の章で、フェス内格差とロスジェネの話があって、僕の生活実感と全然違う結論が引き出されていて、面白かったです。緩めのつながりの場所としてフェスが機能する云々という結論には、僕は共感できないけど(そもそもフェスに行くひとが周りにいなかった。同世代なのに不思議だなあ。)、今の大学生はこの結論をどんな風に読むのだろう。共感するやつもいるのだろうなあ。


「イベント」の起源は大阪万博だってのは(147)、よくある話なのかもしれんけど、言わせてみれば確かに!と思いました。
いつかフェスに行くこともあるのかなあ。フェス行く金があれば、高級温泉に行くだろうなあ。





2016-11-22

メモ:中村文則『掏摸』

中村文則というのは現代のドストエフスキーのようにスゴイ、みたいな評価を見たことがあるような気もするが、よく分からん。

掏摸(スリ) (河出文庫)
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河出書房新社 2013-04-06
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2016-11-04

メモ:SOBO 25th Exhibition Hoonida Kim / Space Composition

SOBO 25th Exhibition Hoonida Kim / Space Composition

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中川 克志さんが写真5件を追加しました。
12時間前横浜市
フニダさん(Hoonida Kim)の個展(SOBO 25th Exhibition Hoonida Kim / Space Composition)のオープニングに行って、パフォーマンスと展示を堪能しました。原稿うまく書けないので気分転換したくて来たってのもあるのだけど、来て良かった。
面白かった。
パフォーマンスが、パフォーマンスなのにジャネット・カーディフの《40声のモテット》の改良版みたいだ、と思いました。
パフォーマンスも展示も〈スピーカー部分にハンコみたいなものが埋まっているように見える不思議音具〉を使うものでした。そこからは車の交通音とか川のせせらぎとか地下鉄の駅の音とか環境音が再生されていて、しかもどうやらその傾け方などに応じて録音の再生される音量か何かのパラメーターも変化する、という代物だったようです。
パフォーマンスは、パフォーマー数名(スンブンさんSeungBum Kimもいました)がそれを持ってお客さんの間を動き回る、というパフォーマンスでした。なので、色々な環境音が色々な方向から色々な音量で聞こえてきたわけです。ジャネット・カーディフを思い出した所以です。しかも、そこで再構築される環境音のようなものは、実は、現実世界では決して経験できない音像だったわけです。また、そういう、いわば「環境音のようなもの」を聴いていると、ギャラリーにいると聞こえてくる、外の通りの話し声とか車の声が、改めて面白く聞こてくる、という効果もありました。この音は現実の環境音なのか、それとも不思議音具が再生する「環境音のようなもの」なのか、などと思うわけです。ジャネット・カーディフの改良版という印象を覚えた所以です。
そのパフォーマンスの後すぐに、パフォーマンスに使った不思議音具を一階上の会場に展示し、4,5人ずつが部屋に入って、インスタレーションを見に行きました。
インスタレーションは、不思議音具を天井からゴムで吊り下げたものでした。天井から吊るす植木鉢、みたいな感じ。で、それを揺らすと、不思議音具から録音が再生されるわけです。で、勿論、揺れる角度に応じて再生される音量か何かのパラメーターも変化するとのことです。
不思議音具を揺らすと、その絶妙に小さな音量が、壁や天井にちょうど良い音量で反射し、録音が色々な方向から聞こえてくるわけです。これはパフォーマンスとは違って、ギャラリーの外の音にではなく録音に集中する経験で、これはこれで、音に集中する経験になって、面白かったです。あと、見かけが何だか面白かった。
フニダさんはこの不思議音具の再生の挙動について、微妙な調整を何年もかけてキチンとやってきたそうです。僕は何の違和感も感じず、そのインスタレーションを楽しむことができたのは、そのおかげなんだろう、と思いました。その「微妙な調整」のために、ブレッドボードなどを使う必然性はあるのだろうな。 
以上、感想のメモです。
作家の意図をあまりちゃんと受け止めていないような気もするけど。
面白かった。
後は、ちゃんと発表準備さえできれば何の問題もないのに!
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Hoonida Kim あいがとうございます。
中川 克志 面白かったです!
中川 克志
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