右の和書は左の翻訳なのでこれは「事典」じゃない。でもこれはゲンダイオンガクを概観するのに良い本。
院生の頃にちょこちょこ勉強した。
通史じゃないのでこれだけではダメだけど、基本的に何となく秘教的なゲンダイオンガクの世界を、少し解放的に眺めるのに役立ったと思う。
今ではこれだけではやっぱ狭いのだけど、これにはbiomusicの項目とかあって面白かった。
ちなみに、このMINTIAのリッチミカン味は美味しい。
現代音楽キーワード事典
デイヴィッド・コープ 石田 一志
New Directions in Music
David Cope
◯書誌情報
Cope, David. 2001. New Directions in Music. 7th edition. Illinois: Waveland Press.
デヴィッド・コープ 2011 『現代音楽キーワード事典』 石田一志・三橋圭介・瀬尾史穂(訳) 東京:春秋社。
◯ちょっとメモ
この本ではケージの使用法とは違うやり方で、「偶然性」と「不確定性」という言葉を使っている。
第五章の「不確定性」は「indeterminacy」の訳で、これで「ケージ的な作曲における偶然性」も「演奏における不確定性」も「ヨーロッパ的な偶然性」も言い表している。
ヨーロッパ的なaleatricを「偶然性」と訳したりもしているので、この本を使うときは注意。
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