2024-06-28
2024-06-27
2024-06-25
2024-06-24
2024-06-22
2024-06-21
2024-06-20
2024-06-19
2024-06-18
2024-06-10
メモ:映画『関心領域』(2024)
Mark Isにできた新しい映画館で『関心領域』を見た。演出における音響効果の使用が多いとのことだったので、是非とも映画館で見なければと思ってみに行った。新しい映画館は座席からも音が再生されるらしく、それが良いか悪いかは映画によると思うけど、映画の音響効果の使い方の意図は分かりやすかった気がする。
物語としてはえらく単純で地味な筋で、「何も起こらない」と言っても過言ではないが、最後の現在と交錯する映像や画面全体が赤色に染まる演出などは面白かった。アニメーション映画『戦場でワルツを』(2008)の最後のシーンを思い出すなど。
このヘス所長の邸宅が収容所の隣にあったって、実話なの???
あと、あのリンゴの少女はなんだったんだろう?(→こういう記事が出てきたけど:実話だった!『関心領域』リンゴを置く少女の演出をネタバレありで考察 | タビシネマ)
*
音響効果は、「普通なら消される背景音」が消去されずに残っていること、が面白かった。「普通なら消される背景音」が消去されずに残っているので、視聴者は少し違和感を感じるのだけど、その背景音は物語の筋とは無関係なので、視聴者も無視しながら聞くようになる(あるいは、違和感を感じつつ「とりあえず」は無視するようになる)、という仕掛けがポイントだった。
2024-06-09
メモ:松本清張『ゼロの焦点』
僕の指導学生じゃないけど大学院生が研究で扱ってるし、寝る前に読んでいると数分後に眠くなるのでちょうど良い寝る前読書として、読んだ。
東京から金沢まで夜行列車で一泊かかるとか、ところ構わずタバコを吸うとか、人とお話をするために旅館の部屋を借りるのが当たり前とか、色々な文化風俗が違うので、そういうのに引っかかりつつ読んだ。
『砂の器』でも思ったけど、設定に無理があるけれど叙述の蓄積でなんとなく不自然さが醸し出されないように物語を展開していくのが松本清張なんだなあ、と再認識。とはいえ、結構強引なお話ではあるよな、とは思う。偽名での二重生活のディティルの説明が怪しすぎないか。基本的には、主人公のモノローグあるいは思い込みに過ぎないことも多いわけで、だからといって、私小説的な技巧が凝らされているわけでもないし。
ともあれ、ここで描かれるのは、戦後13年の段階におけるパンパンへの同情的な視線、だった。ただし、パンパン全員ではなく、両家の生まれ育ちでやむを得ない事情でパンパンになったがそこからなんとか抜け出せた人限定、だった。
これを2020年代の日本で語り直すことの意味は何だろうか。1950年代後半の日本における女性表象の一事例、程度ではないのか? という疑問をメモしておこう。
2024-06-07
『週間読書人』に『コンサートホール×オーケストラ 理想の響きをもとめて』の書評を書きました
)の書評を寄稿しました。僕のクラシック音楽への造詣はとても浅いですが、豊田泰久さんのお話は面白いです。『鳥になった少年』や『文化系のためのヒップホップ入門』のように面白い。石合力『響きをみがく――音響設計家 豊田泰久の仕事』(朝日新聞出版、2021年)も良かった。
2024-05-29
ネットラジオ『毛利嘉孝のアート・リパブリック』に出演(0528の2300-2330,0604−0609タイムフリー)
毛利嘉孝さんのネットラジオ『毛利嘉孝のアート・リパブリック』に出演してお話しさせてもらいました。2024/5/28(火)23:00-23:30にリアルタイム放送、2024/6/4(火)~6/9(日)にタイムフリー放送です。詳細はリンク先。お時間のある方、どうぞお楽しみください。
2024-05-16
UBUNTUでTverを見る方法
ubuntuのchromeではTverを見ることが出来ない。アプリを使えとか言われるけど何のことか分からないけど、研究室のubuntu (iMac)はメディア再生機として使っているので、Tver見れた方が、お弁当食べるときに便利。
そこで「ubuntu Tver」と検索してみたところ、 Chrome拡張機能のUser-Agent Switcher for Chromeを使ってuser-agentを偽装するとか出てくるけど、Firefoxなら見れた。
これが一番楽。
2024-05-08
5月31日にKOIAS(神戸雰囲気学研究所)のアート・プロジェクトが開催するシンポジウムに登壇します。
KOIASアート・プロジェクト「thinking with the ears」というものがあり、そこが、ベルリンを拠点に活動するSam Auingerとkatrinemというアーティストを招聘し、神戸滞在制作を行ってもらうとのこと。それに伴って開催されるシンポジウムに登壇します。ふたりは別日(0504,0512,0525)にサウンドウォークも開催するそうです。
シンポジウムでは、sam + katrinemのパフォーマンスと、鈴木昭男さんと宮北弘美さんのパフォーマンスも行われます。
日時|2024年5月31日(金)14:00-18:00
会場|デザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITO ホール(神戸市)
主催|神戸雰囲気学研究所
よろしくお願いします。
2024-04-11
自分への励みと促しとして、2023年度の仕事と2024年度の予定(願望)の備忘録
2023年度にはようやく単著を出せて嬉しかった。好評なご意見をいただいており、出せてよかった思ってます。なので、今後のことを考えるためにも、今年度の抱負は「色んな人に会って話をしよう」です。皆様、色々と相手してやってください。
とはいえ、それなりに計画はあり、今年度も90年代ジーベック調査を継続します。昨年の今頃も「サウンド・スタディーズの教科書は今年度中にみなさんから原稿を集めて2024年度には出したい。Keywords in Soundの翻訳は亀の歩みのように進めている。」と書いており、これも継続中のプロジェクトです。サウンド・スタディーズの「教科書」の本は、ようやく原稿が集まりつつあります。翻訳の下訳は終わりましたが、引き受けてもらえる出版社を再度探している段階です。あと、今年度はvisual musicとsoundwalkingのことを考える予定。
今年はどんな新しいことをできるかな。
以下、メモ。書誌情報に不備はあります。
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書いたものなど
中川克志 2023 『サウンド・アートとは何か――音と耳に関わる現代アートの四つの系譜――』 京都:ナカニシヤ出版。
学会発表
その他
参考:過去
2024-03-22
つやちゃんさんに書評してもらいました
turntokyoというメディアプラットフォームで、「つやちゃん」さんに本をとりあげてもらいました(フィメールラッパー批評原論の方だ)。アカデミックにしっかり系譜学を書いていることと、注とか文の狭間とかに僕の見解をたくさん潜ませていることを、きっちり読み取ってもらえていて、とても、嬉しい。
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【From My Bookshelf】Vol.22『サウンド・アートとは何か 音と耳に関わる現代アートの四つの系譜』中川克志(著)歴史を整理し系譜学を打ち立てた画期的な書 | TURN https://turntokyo.com/features/from-my-bookshelf-22/
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最後に宣伝させてください。
『サウンド・アートとは何か 音と耳に関わる現代アートの四つの系譜』が出ました。音響彫刻など視覚美術のことだけではなく、実験音楽などアヴァンギャルドな音楽のことだけでもなく、包括的に「サウンド・アート」について整理した唯一の本です。
四つの領域におけるサウンド・アートの系譜を整理しました。それぞれ、音響彫刻小史、実験音楽としてのサウンド・アート小史、メディア・アートとしてのサウンド・アート小史、サウンド・インスタレーション小史として読めます。この領域への解像度を高めてください。
サウンド・アート(音のある美術やアヴァンギャルドな音楽など)について語る語彙と概念が更新されるはずです。『サウンド・アートとは何か 音と耳に関わる現代アートの四つの系譜』が広く、長く、読まれますように。
サウンド・アートとは何か - 株式会社ナカニシヤ出版 https://www.nakanishiya.co.jp/book/b10044931.html
2024-03-20
メモ:ニーナ・サン・アイズハイム『声の人種[The Race of Sound]』、Jimmy Scott
いま、ジョナサン・スターンのある論文を翻訳するために、ニーナ・サン・アイズハイムという人の『声の人種[The Race of Sound]』という本を確認している。この本は、声を通じて人種を想定する行為がいかに文化的な営為であるかを、きちんとした理論的整備といくつかの事例分析を通じて検証しようとするものらしく、序文で提唱される〈声は単一的なものではなく集合的なものである、声は内的な発露ではなく文化的に規定される、声の源は発話者にではなく聴き手にある〉といった命題も魅力的で(どうやってこういうことを説得的に論じるのだろう?という知的好奇心を掻き立てる)、面白そうである。ヴォイス・スタディーズな人に噛み砕いて訳してもらいたいところ。
ともあれ、この本では、カルマン症候群にかかったので声変わりしなかったJimmy Scottという歌手のことが分析される。この歌手はスターンの論文でも人名が言及されていたのでapple musicで検索して聴いてみて、なるほどこんな感じね、と思っていた。で、今日またちょっとググってみたところ、この人はツイン・ピークス最終話のクーパーの夢世界みたいなところで歌っていたことを知った。
Jimmy Scott-Sycamore Trees (Twin Peaks) - YouTube
2024-03-07
メモ:Leonel Vásquez
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最後に宣伝させてください。
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2024-02-22
メモ:『She's More Wild』(1981)
Sonic Arts Unionに関する文章を漁っていて、変な映像を見つけた。寿司屋さんのアニメーション(?)とデヴィッド・バーマンらしいグリッサンドするシンセサイザー。David Behrmanと(「Dion Casio」さんではなく) Paul DeMarinisさんが音楽を提供した1981年の「She's More Wild」というレコードがあり、2020年にその完全版(全曲収録盤)が発売されたらしい。これはその曲に付けられた映像ということか?
David Behrman, Dion Casio, Fern Friedman, Terri Hanlon, Anne Klingensmith - Japanese Disease - YouTube
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以下、YouTube動画の説明欄の(ChatGPTではなく中川による)要約。
1981年に、David Behrman, Paul DeMarinis, Fern Friedman, Terri Hanlon, and Anne Klingensmithがミルズ・カレッジで録音した『She's More Wild』というレコードがあるらしく、2020年に再販されたらしい。それまでは3トラックが収録された7インチで少数にしか流通していなかったので、今回のリリースで初めて完全版が販売されたらしい(She's More Wild... | David Behrman, Paul DeMarinis, Fern Friedman, Terri Hanlon, Anne Klingensmith | Black Truffle)。
歌詞?言葉?ナレーションを書いたのはFERN FRIEDMANとTERRI HANLONらしく、音はデヴィッド・バーマンとポール・デマリニス。で、その音が「a ‘pop’ formatに近づいている」という説明がなされている。バーマンのクラシック『On the Other Ocean』で聞くことのできる滑らかに周波数を変化させていく電子音や、デマリニスの『Songs Without Throats』で聞くことのできるSpeak n’ Spell(おもちゃのアレ)をハックした音だとかが、ポップだ、という説明の仕方。これに似たものはJacqueline Humbert & David RosenboomのDaytime Viewingくらいだろう、とのこと。
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ということで、最後まで分からないのだが、この映像は誰が作ったのだ?
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2024-02-13
メモ『音の行方』
音遊びの会のドキュメンタリーを池袋(東京芸術劇場)でやっと見れた。
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2024-01-12
メモ:「サンゴは森の夢をみる」@ 座・高円寺
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ということで、1600過ぎに高円寺から横浜に戻ろうとしているのだけど、この時間もう混んでる。小学生とか高校生がいっぱい電車に乗ってるんだなあ。
https://za-koenji.jp/detail/index.php?id=3070
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2024-01-01
明けましておめでとうございます
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2023年は横浜で初めて車を入手したり久しぶりの海外出張がとても刺激的で楽しかったり娘がとうとうランドセルを入手したり、色々ありました。日々何かあるのは嬉しいことです。
何より、2023年12月に単著『サウンド・アートとは何か――音と耳に関わる現代アートの四つの系譜――』(ナカニシヤ出版、2023年)が出版されました。
https://www.nakanishiya.co.jp/book/b10044931.html
音響芸術やサウンド・インスタレーションなど視覚美術のことだけではなく、実験音楽や音響派などアヴァンギャルドな音楽のことだけでもなく、包括的に「サウンド・アート」なる対象について整理した唯一の本だと思います。広く、長く、読まれますように。
基礎的で基本的な事項を整理することで、次の新しく面白い何かにつながるに違いない、と思っています。そういう方面に僕のこの仕事は役立つことでしょう。どうぞ、広く皆さま、お手にとって読んでみてください。
(個人的には2回目の博士論文みたいな気持ちで作成しましたが、まあそれは書き手の僕の事情です。)
2023-12-28
メモ:多井学『大学教授こそこそ日記』
2023-12-24
2023-12-22
メモ:坂本龍一展@ICC
2023-12-19
2023-12-16
ChatGPT4を使う
Grammarlyの方が確かに専用ツールとして使いやすいけど、僕が使う程度なら、性能的にはChatGDP4で十分な気もする。解約しよう(解約しても残金返金とかないので、自動更新を止めよう)。
:Track Change GPTのご紹介 https://eibun-hikaku.net/topics/track_change_gpt.html
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中川 克志 - ChatGPT4にリンクを渡して「訳して」と伝えると、訳してくれなかったけど、以下の紹介文を作成してくれた。内容的には... | Facebook
2023-12-10
ネトフリで映画『ミナリ』(2020)
2023-12-03
メモ:松沢裕作『生きづらい明治社会』(岩波ジュニア新書、2018年)
語り口がとても平易で分かり易い。
景気変動する明治期社会において、小さな政府のもとで貧困階層や都市下層社会がどのような規制と倫理(あるいは「通俗道徳」)に絡み取られて生きていたか、を描いている(なので、当然、例えば明治期における近代洋楽受容の問題とか文学の話とかは、ない)。
話題の選別も含めて、とても良いジュニア新書。僕もこのように語りたい。
2023-12-01
メモ:梅田哲也「待ってここ好きなとこなんだ」@ワタリウム美術館
梅田哲也「待ってここ好きなとこなんだ」@ワタリウム美術館www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202312/
メモ:柏野牧夫『空耳の科学』(ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス、2012年)
早稲田通勤行きの一時間強で点検読書。とはいえ、前に読んで新書とはずいぶん印象が違う(I am alive.: メモ:大黒達也『音楽する脳 天才たちの創造性と超絶技巧の科学』(朝日新書、2022年) )。文化的あるいは人文学的な事象に、変に踏み込んでいないからだと思う。
聴覚の生理学の現在(2012年)について高校生に語った講義録。数学的内容は飛ばしたけど、面白かった。高校生としてこの講義を受けたら刺激的だったろうなあ。
この内容を僕は自分の研究にどう活かせるだろうか。
2023-11-26
メモ:小林元喜『さよなら、野口健』(集英社インターナショナル、2022年)
野口健という人のことはあまり知らず、エベレストに登ったりするけど登山家として超絶技巧の持ち主では無いらしいとか、ネパールの10代の女の子と結婚しようとしていたとか、猫を空気銃で撃っていたとかそういうことがSNS上で言われていたことを知っていただけだった。読後、登山家としてすごいというよりも、登山するという行為を通じて色々な劇場型イベント(テレビ放送とか全国各地で講演活動するとか登頂ではなく清掃を目的とするエベレスト登山をするとか)を巻き起こすことがすごい人である、ということは本当らしい、と思った。だたし、後の二つはちゃんとした経緯と理由のあるエピソードだったので、SNSでは断片的に炎上しただけだというと思った。あと、政治家として出馬するかもしれないくらいのところまでいたけど、出馬はしていないということも知った。全体的にも、五カ国のルーツを持つ野口健という人がどういう少年時代を過ごして、アルピニストでは無いのに「山登りすること」を自分の人生のツール(?)に使うようになっていったかを丁寧に説明しているので、この本は、野口健の半世紀とその裏側(の暴露)みたいなものとして読める。人物ルポってやつである。
のだけど、時々、この小林という人が、どのように野口健に惹きつけられつつも反発し、野口健のマネージャーをやったり辞めたりを何度か繰り返したり、自分がうつ状態になって入院したり、といったことも書かれる。
野口健という人が登山という行為を(悪い言い方をすれば)ある種の売名行為のようなものとして利用しつつこの世の中で「何か」をするための原動力として利用している、という点は、おそらく唯一無二なのかもしれないので、人物ルポとしてこの本は面白い。だとすれば、時々入ってくるこの小林元喜さんのエピソードは邪魔でしか無い。だけど、この本の面白さは、この小林元喜さんがそのように自分のエピソードを入れる必要があったこと、そのことが感じられること、にある。
たぶん、野口健とこの小林元喜という二人の関係性は稀有なものというほどではなく、独立独歩で周囲を巻き込みつつ生きていく人とその周囲にいる人との間の相互依存関係、とでも言えるものだと思う。自分の夢を託すというほどでは無いにしても、エネルギー溢れる魅力的な人物と一緒に仕事することはそれなりに面白いし、エネルギー溢れる魅力的な人物は、やたら神経質でパワハラ気質だったりもすることはよくある。そんな時、エネルギー溢れる魅力的な人物の周囲にいる人は、病んでいく。みたいな。
そういう関係性は身の回りに結構たくさんあるし、そんな関係性に巻き込まれていても人はそれなりに自分の世界を確保してうまいこと生きていったり、あるいは、そこから離脱して別の場所を求めたりするものだと思うけど、小林元喜さんは、鬱とかで精神病院に入院したり、他の仕事に就いたりした後に、さらに、「野口健について丁寧に書く」ということをする必要があったらしい。そのこと自体がなんとも痛切だった。「あとがき」の最後で野口に感謝するくだりに感動。
2023-11-03
メモ:村上龍『イン ザ・ミソスープ』
娘が体調を崩し一日、家で過ごす。何かあったらすぐ動けるよう、気楽(?)に読めそうな本としてこれを読む。ブックオフで買って積読してあったらしい。たぶん未読。1996年の年末が舞台(キッズ・リターン公開の年)。あとがきによれば、連載中に神戸連続児童殺傷事件(1997年)があった。
2023-11-01
ジョン・ケージの絵本『Beautiful Noise: The Music of John Cage』
Amazon | Beautiful Noise: The Music of John Cage | Rogers, Lisa, Na, Il Sung | Music https://www.amazon.co.jp/-/en/Lisa-Rogers/dp/0593646622
2023-10-27
メモ:大黒達也『音楽する脳 天才たちの創造性と超絶技巧の科学』(朝日新書、2022年)
早稲田出勤時に、早稲田に着くまでに点検読書。1時間15分。共感覚と音楽療法への記述を利用すべし。
2023-10-21
メモ:Kindle Unlimitedで阮光民(ルアン・グアンミン)『用九商店』(沢井メグ訳)
そのうち購入する本のリストに入れていたら、Kindle Unlimitedに入っていた。ありがたく拝読。
これが台湾のリアルかどうかは分からないが、リアルじゃなくてファンタジーとして、とても良かった。コマ割りの妙も堪能した。
Uターンした田舎で、大規模ショッピングモールにもやられず、よろず屋さんやりながら地元の仲間と幸せに生きていけるなんて、ファンタジーとしか思えない。生計たつのかな? 車の維持費出るのかな? 田舎に生きていて飽きないのかな? 保険とか入ってるのかな? 子どもが大学に行きたくなったら通わせてあげられるのかな? Amazon使わないのかな? ネトフリ見ないのかな? 墓仕舞いしたくないのかな? 現実では心配事は尽きないものだが。
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沢井 メグ
漫画が伝える台湾のリアル : 台湾漫画『用九商店』を翻訳して感じたこと
2022.07.30
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g02164/
2023-10-20
メモ:片岡純也+岩竹理恵「やじろぐ枝」
会期 2023年7月6日[木]〜10月29日[日]
ストーンズの新譜は、早稲田非常勤の帰りに、横浜駅からみなとみらいに行く途中のギャラリーの片岡純也+岩竹理恵「やじろぐ枝」を見ながら、聞きました。
この人たちの作品は、ゆらありゆらりな様々な力学のふらつく様子が、とにかくステキ。
ただ、前に見た新高島駅のBankARTではなく、でかいビルの一階の、道端から眺めるショーウィンドウに飾られていたので、あまりゆっくり堪能する感じではなかったです。残念。
横浜に住み始めて十年以上経ったけど、みなとみらいのあの辺って、すごいお金が動いてそうな場所だったんですね。初めて歩いた。実際にお金が動いてるのかどうかは知らないけど。横浜って、東京のどこかの街くらいには都会なんだなあ、たぶん、と思いました。
ストーンズは、僕が言うことはとくになし。みなさんの感想とか大喜利待ちですね。今の10代とか20代が聞いたらどう思うのか、を知りたいところ。「おじいちゃんの音楽」ってことは、僕が浪曲の広沢虎造を聴いて「かっちょいい」と思ったみたいな感じになったりするのかな?2023-10-13
2023-10-06
メモ:ICCでのevala作品
先週金曜日、ICCでevalaさんの作品を体験。完璧な暗闇のなかで、完璧に構築された高音質な音響物をひたすら集中して聴取する経験。目を開けても閉じても何も見えない場所で、しかし、これほど高解像度の音を聞くと、目が見えなくても世界に関する情報は十分得ることができるのではないか、と勘違いしそうになった。
2023-09-21
メモ:Emeka Ogboh『6°30′33.372″N 3°22′0.66″E』
Emeka Ogbohの「6°30′33.372″N 3°22′0.66″E」をApple Musicで https://music.apple.com/jp/album/6-30-33-372-n-3-22-0-66-e/1632208199
2023-08-22
メモ:北雄介『街歩きと都市の様相』(京都大学学術出版会、2023年)
2023-08-12
メモ: 市川沙央『ハンチバック』
Amazon.co.jp: ハンチバック (文春e-book) 電子書籍: 市川 沙央: Kindleストア
強烈な短編小説だった。時折溢れ出る作者の攻撃的な心情が本当に素晴らしい。「攻撃的」と評して良いかどうかためらうところではあるが、自虐的ではない。
小説のなかで展開される虚構は、主人公である身体障害者(あるいは作者)が夢想する理想、幻想、あるいは悪夢なのかもしれず、現実と虚構の重ね合わせとズレは小説の醍醐味のひとつなので、もう少し明解あるいは重層的にはできなかったのかと思いもするが、他の重度障害者から色々な同意や反発を惹起するだろうと思えば、それはなかなか良いことなのかもしれない、と思ったり。
2023-08-02
メモ:エリオ・オイチシカ(Hélio Oiticica, 1937-1980)について
今回のICA22 (2023)のWed 3:30 pm – 4:30 pmに、知り合ったミゲル(MIGUEL DUARTE)が発表したパネルでは、3人ともHélio Oiticicaというアーティストについて発表していた。















